間脳下垂体とは
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間脳下垂体とは
私たちの脳には、大脳、中脳、小脳といわれる部位があります。さらに大脳と中脳の間に、間脳という部位があります。
間脳は脳の中心に位置しています。間脳には、視床や視床下部という領域があり、視床下部の下には下垂体という器官がつながっています。
間脳は神経やホルモンを介して全身の臓器の働きを調整しています。視床下部からの信号によって下垂体からホルモンが分泌されると血液を介して全身に行き渡り、甲状腺、副腎、腎臓、精巣、卵巣などの臓器に作用します。下垂体は前葉と後葉から構成され、前葉からはACTH(副腎皮質刺激ホルモン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、GH(成長ホルモン)、PRL(プロラクチン)が、後葉からはAVP(バソプレシン)、OXT(オキシトシン)が分泌されます。間脳や下垂体によって調整されるホルモンの連携がおかしくなると体中のさまざまな臓器が影響を受けます。
間脳下垂体疾患は脳の奥で起きる病気であり、病気が起きるメカニズムはまだ十分には解明されていません。