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先端巨大症の術後早期の治療効果判定の問題点

虎の門病院 西岡 宏

Pitfalls in early biochemical evaluation after transsphenoidal surgery in patients with acromegaly.
Nishioka H, Fukuhara N, Yamaguchi-Okada M, Takeshita A, Takeuchi Y, Yamada S.
Endocrine J 64: 1073-78, 2017

先端巨大症の寛解基準(糖負荷後nadir GH<0.4ng/mlかつ年齢性別基準値内IGF-1値)の術後早期(<1年)判定の問題点を検討した。術後早期の治療効果判定は大多数例で長期成績を反映した。ただし特に術前にソマトスタチンアナログ治療を行った例では遅発性のIGF-1値再上昇に注意する必要がある。一方、術中全摘出と判断された症例の中には遅発性にIGF-1値正常化をきたす症例もあり追加治療の導入には慎重な判断がもとめられる。